生活が苦しくなったとき、投資を見直すという選択 - 50代シンママの小さい暮らし

生活が苦しくなったとき、投資を見直すという選択

お金とこれから
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今年に入ってから、生活費のやりくりが急に難しくなってきた。
月に2回あるクレジットカードの引き落とし日は、どこからお金を工面しようかと胸がざわつく。
そろそろ、わが家のお金の流れを根本から見直す時期なのかもしれない。

生活の余裕がなくなってきた

2月からパートの仕事を始めた。社会保険がかからない程度の勤務時間、いわゆる「扶養内勤務」。収入は月8万円弱。私ひとりならこの金額で生活の大半をやりくりできるかもしれない。でも、大学生が2人いるとまったく足りない。

毎月預金を引き出して生活費を補填しているうちに、ふと気が付いた。 「このままだと残高が危ない」。 でも、大学生2人に節約を強いるわけにもいかない。

長男は起業に向けて動いている。現地に足を運び、人と会い、情報交換をする。その一つひとつが経験になり、チャンスにつながる。ただ、起業準備の支出は予測がつかず、月によって必要な金額が大きく変わることもある。「ここは応援したい」という気持ちと、家計の現実の間で揺れる。

次男は今年から大学生でひとり暮らし。紆余曲折あって親に負担をかけているという気持ちが強く、「節約しなきゃ」と思い込みがちだ。食事回数を減らしたり、忙しいのにバイトを増やしたり、無理をしてしまうこともある。大学生活は今だけなのに、もっと楽しんでほしいと思う。

ハイペース積み立てのおかげで家計が破綻しなかった

ここ10年はエクセル家計簿に落ち着いている。 夫が亡くなってからは、家計簿と貯金簿を並べて、支出と預金残高、そして投資資産の動きを毎月確認してきた。

その数字を見比べて、ある日ふと気が付いた。

支出に対して、資産(預金+投資)が思ったほど減っていない。 大学生2人にかかる費用は大きいのに、資産残高の減り方が緩やかだった。

理由はひとつ。 “静かに育っていた投資”が、家計の底を支えてくれていたから。

夫が残してくれた預金を、できるだけ減らさずに未来につなげたい。 そう思って、当時話題になっていたNISAに積み立てることにした。 毎月一定額を淡々と積み立てていくうちに、いつの間にか資産が育っていた。

積立金額はハイペースだったけれど、そのおかげで資産が増え、 支出が多いわりに資産残高が大きく崩れなかった。

もしあのとき、NISAを始めていなかったら… 今ごろ家計はもっと厳しい状況になっていたかもしれない。 そう思うと、背筋がひやりとする。

生活できないのに投資を続けるのは本末転倒

投信積立は、これまで毎月かなりの金額を積み立ててきた。 その額は、今の私のパートの給料よりも多い。 それが成り立っていたのは、預金残高に余裕があったからだ。

でも今年に入って、その余裕がなくなってきた。 生活費の補填に預金を引き出す回数が増え、 「このままでは生活が揺らぐ」と感じるようになった。

生活が成り立たないのに、投資だけ続けるのは本末転倒だ。 投資は“余剰資金で続けるもの”という基本に立ち返ると、 今の積立額は、今の生活には重すぎる。

だから、ここで思い切って積立額を減らすことにした。 これは投資をやめる決断ではなく、 生活を守るための一時的なものだと思っている。

積み立てを減らした後の資産の動きを見たい

積み立てを減らすと、毎月の入金が少なくなるぶん、 資産そのものが市場の波でどう動くのかが見えやすくなる。

投資は「積み立てて増やす」だけではなく、 時間の経過とともに育つこともある。 これまでのようなハイペースの積立では、 “積み立てた分”と“資産そのものの成長”が混ざって見えにくかった。

だからこそ、今は一度ブレーキをかけて、 資産そのものがどんな動きをするのかを観察する時期だと思っている。

積立を減らしたことで、資産の増えるスピードはゆるやかになるだろう。 それでも、半年後、1年後にどんな形になっているのかを見てみたい。 「積み立てを減らしたら、資産はどう育つのか」 その変化を数字で追ってみたい。

1年後にはまた積み立てできるようになりたい

来年の秋には、預けていた保険が満期になる。 その頃には、今の家計の波も少し落ち着いているかもしれない。

積立を減らした今は、生活を守ることを最優先にしているけれど、 投資を手放したわけではない。 むしろ、今は“整える時期”だと思っている。

半年後、1年後。 積立を減らした資産がどんなふうに育っていくのかを見ながら、 また少しずつ未来に向けて積み立てを再開できたらいい。

焦らず、生活を整えながら、そのタイミングを待ちたい。

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