死別シングルと普通の人との温度差 - 50代シンママの小さい暮らし

死別シングルと普通の人との温度差

つれづれノート
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出張の帰り道、ふとした雑談の流れで、親の住むマンションを購入した話になった。 普段なら「そ~だよね~」で終わるはずの話が、その日は違った。 相手の表情が固まった瞬間、胸の奥で小さく「やばっ」と思った。

そのとき初めて気づいた。 私の事情を知らない「普通の人」と話すとき、同じ言葉でも温度がまったく違うのだと。

先日、出張にいったときのこと。 同行していた人と少し仲良くなり、ふとした雑談の中で、親の住むマンションを購入した話になった。

「えっ、現金で?」 相手の顔が固まった瞬間、胸の奥で小さく「やばっ」と思った。

普段の私の周りには、私の事情を知っている人ばかりだ。 死別シングルでローンが組みにくいことも、親の住まいの問題も、物件が安かったことも、みんな知っている。 だから「そ~だよね~」で終わる。

でも、目の前にいる人は、わが家の事情を何も知らない「普通の人」だった。 そのことを、私はすっかり忘れていた。

  • なぜマンションを購入したのか
  • なぜローンではなく現金だったのか
  • なぜそんな大金が手元にあったのか

背景を知らない人にとっては、驚くのも当然だ。 「なに血迷ってるの?」と思われても仕方ない。 そして何より、「この人、お金持ってるの?」と思われるのが一番怖い。

お金はない。 一時的に預金残高が多く見えるだけで、それは退職金と生命保険金だ。 増える見込みはほとんどなく、減るばかり。 不安しかない。

しかも、親の住まいを「一瞬の思い付き」で購入したせいで、数年分の生活費が吹っ飛んだ。 今年は本当にヤバい。 資金繰りに頭を抱えているのが現状だ。

死別シングルは、いつもお金のことを考えている。 やりくりに悩みながら、どうにか生活をつないでいる。 そのことを、少しだけわかってほしいと思った。

けれど、出張の車内でそこまで話すわけにもいかない。 私は笑って話題を変えた。

夫が亡くなって5年。やっと外の世界に出られるようになった。
久しぶりの外の世界で浮かれ気味だったけれど、相手は私の事情をしらない。
相手との距離感も考えなければ。

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