ふと通帳をみたら、メインバンクの残高がマイナスになっていた。
貯蓄用口座の残高も残りわずか。
去年から続いていた大きな出費の波が、ようやく落ち着きそうだと思っていたのに。
「また遺産をおろさないといけないのか」
そう思った瞬間、胸の奥が少しだけざわついた。
遺産は、夫が残してくれた大切なお金だ。
困ったときに助けてくれる心強い存在でもある。
でも、底なしではない。
“足りなくなったら遺産から補填する”という暮らし方を、このまま続けていいのだろうか。
そんな問いが、ふと浮かんだ。
銀行でまとまったお金をおろしながら、私は自分にそっと言い聞かせた。
「そろそろ、遺族年金とパート収入でやりくりできるようになりたい」と。
もちろん、急に完璧にできるわけではない。
でも、気持ちの向きが変わっただけで、少しだけ肩の力が抜けた気がした。
帰り道、ふと思い出したのが、付き合いで続けていた銀行の投信積立のこと。
担当者も変わったことだし、そろそろ止めてもいいかもしれない。
資産運用は他のところできっちりやってるし、サブの投信積立はいったん止めよう。
月2万円の積立がなくなるだけでも家計的には助かる。
今までの分を寝かせておけば、時間が立てば少し増えるし。
解約するかは日々の残高を見て決めればいい。
次回から遺産よりも投信を解約することにしよう。
お金の不安は、誰にでもある。
でもその不安は、暮らしを見直すきっかけにもなる。
遺産に頼りすぎず、自分の収入で回る暮らしへ。
ゆっくりでいいから、少しずつ舵を切っていきたい。

コメント