死別シングルの友人と語り合う - 50代シンママの小さい暮らし

死別シングルの友人と語り合う

つれづれノート
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先日、死別シングルマザーの友人が我が家に遊びに来た。

シングルマザーの友人は何人かいるけれど、「死別」という共通点を持つ彼女は、やっぱり特別な存在だ。離婚とはまた違う、言葉にしづらい感情や、日々の中でふと湧き上がる思いを、彼女とは自然と共有できる。

彼女は去年から、アルバイトと介護の仕事を掛け持ちして頑張っている。体力的にも精神的にも大変なはずなのに、いつも明るくて、会うたびに元気をもらっている。

今回は「確定申告のやり方を教えてほしい」とのことで、久しぶりにゆっくり会うことになった。ネットでの申告は初めてとのことで、まずは利用者識別番号の取得からスタート。バイト先では年末調整をしていたので、介護の仕事分を追加して、e-Taxで申告書を作成。初めての作業に戸惑いながらも、ひとつずつ確認しながら無事に送信完了。

「ふぅ~、終わったね」と言って、ようやくお茶の時間。お菓子をつまみながら、自然と近況報告が始まった。

普段は彼女のバイト先で立ち話する程度だったから、こんなにじっくり話すのは初めてかもしれない。お互いに忙しくて、ゆっくり座って話す時間なんてなかなか取れなかった。

話題は、やっぱり夫のことになった。

彼女の旦那さんに病気が見つかったときのこと、治療のこと、病院の対応、そして最期に家族みんなで見送ったときのこと。私も似たような経験をしているから、彼女の言葉ひとつひとつが胸に響いた。

「こんな話、普通のママ友にはできないよね」と彼女がぽつりとこぼす。

本当にそう。どこかで気を遣ってしまうし、相手もどう返していいかわからないことが多い。でも、私たちは違う。同じような経験をしているからこそ、言葉にしなくても伝わるものがある。沈黙さえも心地よく感じる。

気づけば、話は3時間以上も続いていた。笑ったり、しんみりしたり、時には涙ぐんだり。こんなふうに心の奥をさらけ出せる相手がいることが、どれだけありがたいことか。

そして、最後はやっぱりお金の話になった。

遺族年金とパート収入で、なんとかやりくりしているけれど、正直カツカツ。彼女の旦那さんは生命保険に入っていなかったそうで、死亡保険金もなかったという。うちは保険金を受け取ったけれど、大学生2人の学費や生活費で、貯金はどんどん減っていく。残高を見るたびに、ため息が出る。

「貯金、いつまで持つかなぁ…」と、ふたりで苦笑い。

まさか自分がシングルマザーになるなんて、想像もしていなかった。夫があんなに早く亡くなるなんて、思ってもみなかった。

「私たち、数年前までは普通の生活してたよね」

「うん、まさかこんな未来が待ってるなんてね」

未来のことを考えると、不安になる。でも、こうして同じような立場の友人と語り合える時間が、心の支えになる。誰かと気持ちを分かち合えるだけで、少しだけ前を向ける気がする。

これから先、どうなるかはわからない。でも、今日みたいな時間がある限り、なんとかやっていける。そんな気がした。

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