春の羽織りに替えたら、気持ちまで軽くなった話 - 50代シンママの小さい暮らし

春の羽織りに替えたら、気持ちまで軽くなった話

日々のこと
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4月といえば春。
気温は3月下旬とほとんど変わらないのに、朝の空気の匂いがほんの少しだけ軽くなる。
その“わずかな違い”が、心の奥にそっと触れてくる。
「そろそろ衣替えしたいな」と思わせるのは、気温ではなく、こういう小さな季節のサインなのかもしれない。

会社に着ていく服も、冬のコートから軽い羽織りに替えた。
肩にかかる重さが変わるだけで、歩くスピードまで少し軽くなる気がする。
冬の間ずっと身につけていた厚手のコートは、まるで“守ってくれる鎧”みたいで安心感があったけれど、春の羽織りは、風を通すぶんだけ気持ちも開いていくような感じがする。

仕事着も、ハイネック+ベストの重ね着から、薄手のTシャツにカーディガンという春仕様へ。
制服はないけれど仕事柄「地味な服で」という指定がある。
冬物は家にある地味な色を組み合わせていたけれど、周囲が白黒メインのなかで紺やグレーは意外と目立つものだと気づいた。
だから最近は、街を歩いて白いシャツや黒の羽織ものがあるとつい手にとってしまう。
季節に合わせて服を選ぶというより、自分の居場所に馴染んでいくための“調整”をしているような感覚に近い。

昨日と今日の気温はほとんど同じ。
取り立てて何かが変わったわけでもないのに、月が替わるだけで、冬物を着続けるのが少しだけ恥ずかしくなる。
“季節の区切り”って、誰が決めたわけでもないのに、ちゃんと心の中に線を引いてくるから不思議だ。

3月から4月へ。
たったそれだけのことなのに、季節がひとつ動いたような気がして、胸の奥がふわっと明るくなる。
冬の間にぎゅっと縮こまっていた気持ちが、少しずつほどけていくような感覚。
春って、外側よりも内側のほうが先に変わるのかもしれない。

特に今年は息子が大学に入学した年。
入学式に参加したことで、季節のサインをいつもより強く感じているのかもしれない。
新しい生活が始まる人を見送ると、自分の中の季節もそっと動き出す。

忙しい毎日の中でも、季節の変化に気づける余白がまだ残っていることが、ちょっとした安心にもなる。

今日もまた、春の気配をひとつ見つけた。
それだけで、少しだけ明るい気持ちで一日を始められる。

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