初めてのハローワークで失業給付の手続きをした話 - 50代シンママの小さい暮らし

初めてのハローワークで失業給付の手続きをした話

はたらく私の日々のこと
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1年前の今頃、私は職業訓練所でパソコンに向かっていた。
そのときのことがあるから今がある。
いろんな縁があるおかげで今ここに立っていると思うと不思議な気がする。

私にとってハローワークは、どこか“縁のない場所”だと思っていた。 大学を卒業して3年間勤めた会社を辞めたときも、すぐにフリーランスになってしまい、失業保険を受け取る機会を逃した。 いま思えば、世渡りが上手とは言えなかったのだと思う。

その後は専業主婦になったり、アルバイトをしたり。 けれど扶養範囲内で働いていたため、失業保険とは無縁のまま年月が過ぎていった。

そんな私が、たまたま受けた派遣の仕事で「雇用保険が掛かっていますよ」と言われた。 久しぶりに“失業給付の対象者”になったと知ったとき、胸の奥がふっと明るくなった。 せっかくの機会だし、初めての手続きを体験してみよう。 そんな軽いワクワクを抱えながら、ハローワークの自動ドアをくぐった。

中は独特の空気が流れていて、最初は緊張した。 けれど、職員さんたちはみんな親切で、書類の書き方も丁寧に教えてくれた。 「50代後半のオバサンが来るなんて恥ずかしいかな」 そんな思いもあったけれど、周りを見れば60代、70代くらいの人たちがカウンターで真剣に仕事の相談をしている。

その姿を見て、胸の奥が少し温かくなった。 “働きたい”という気持ちは、年齢とは関係ないのだと気づかされた。

窓口の職員さんは、パソコンや資料を見ながら、私に合いそうな仕事をいくつも探してくれた。 「こんなに貪欲に仕事を探していいんだ」 そんな目からウロコの感覚があった。 50代で夫を亡くし、「今から仕事を探すなんて難しい」と半ばあきらめていた私にとって、その光景は静かな励ましだった。

失業給付も会社都合だったため、比較的早く受給できるとのこと。 給付を受けながら次の仕事をじっくり考えられるのは、本当にありがたかった。 収入があるだけで、焦って合わない仕事に飛びつかなくていい。 「次こそは納得できる仕事を探そう」 そう思える余裕が生まれた。

あの日、ハローワークに行っただけで、私は少し前を向けた気がする。 そしてその先には、職業訓練という新しい選択肢 が待っていた。

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