職業訓練で習ったことが仕事になるかは別問題 - 50代シンママの小さい暮らし

職業訓練で習ったことが仕事になるかは別問題

はたらく私の日々のこと
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半年間の職業訓練を終えたとき、私は達成感でいっぱいだった。

今までの私は、PhotoshopもIllustratorも、HTMLもCSSも「多少は知っている」程度だった。 独学で積み上げた貯金はあるものの、自信がなくて仕事につなげることができなかった。 それが、きちんと指導してもらうことで形にできるようになり、胸を張って「できます」と言えるようになった。

それ以上に、若い子たちに囲まれながら、50代半ばの私が最後まで完走できたことがただただ嬉しかった。

だからこそ、卒業後の就職活動でぶつかった“現実”は、想像以上に厳しかった。

「学んだことをそのまま仕事にしたい」 そう思ってWeb系の求人を探したけれど、応募条件には“実務経験〇年以上”の文字が並んでいた。 半年間の訓練では、どうしてもそのラインには届かない。 ポートフォリオも、訓練中の課題を並べただけのもの。

若い子なら、スキルが足りなくても入ってから育ててもらえる。 でも、50代の私は“即戦力”であることが求められる。 応募するたびに、その壁の高さを痛感した。

職業訓練を出たばかりの50代は、まず年齢で落とされる。 応募フォームの生年月日欄を見るたびに、「年齢制限」という言葉が頭をよぎる。

面接では、結婚前の経歴について聞かれる。 がっつり技術職だったのは過去の話。 それから「なぜ20年近く専業主婦だったのですか」「なぜここ5年間で短期の仕事を繰り返しているのですか」と問われるたびに、胸の奥が少しだけきゅっとした。

仕方ないじゃん。 女性は結婚したら人生が変わるんだもん。 長いブランクを経て働くというのは、精神的にも体力的にも向き不向きがある。 だからこそ、好きなパソコンでできる仕事を探しているのに……。 まだスタートラインにも立てていないような気がした。

それでも、落ち込むだけでは終わらなかった。

訓練で学んだことは、確かに私の中に残っている。 タイピングの速さも、コーディングの基礎も、デザインの考え方も。 それらは、いつか必ず役に立つと信じている。

「学んだことがすぐ仕事になるとは限らない」 それは厳しい現実だけれど、同時に“諦めなくていい理由”でもある。

50代半ばで新しい技術を学んだという事実は、私の人生の中で大きな財産だ。 たとえすぐに仕事につながらなくても、学び直した半年間は無駄ではなかった。 むしろ、これからの働き方を考えるうえで欠かせない土台になった。

そして、就職活動を続ける中で、私はもうひとつの救いに気づくことになる。 それが、失業給付が延長されて助かった話 につながっていく。

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