浪人生のいるわが家では、年末が近づくと“ある恒例行事”が始まります。
それは、受験に向けた宿の仮押さえ。
「まだ出願先も決まってないのに?」と思われるかもしれませんが、
共通テストが終わった瞬間から、全国の受験生とその家族が一斉に動き出します。
そのときに慌てないためにも、今のうちにできる準備はしておく。
それが、受験生の親としての“冬の段取り”だと思っています。
この記事では、わが家の宿予約スケジュールや、選ぶときに気をつけているポイントをまとめました。
受験生を支えるすべてのご家庭に、少しでも参考になればうれしいです。
はじめに:受験生の親の“冬の風物詩”
今年も間もなく終わります。年が明ければ、すぐに共通テスト、そして志望校の出願、入試と、受験シーズンが本格化します。
浪人生がいる我が家では、今年も“宿の仮押さえ”に大忙しです。
「まだ決まってないけど、もしかしたら…」
そんな“1%の可能性”でも、話題に出た大学の近くはすぐに宿を予約。
日々の会話の中でちょっとでも名前が出たら、即・検索&仮押さえ。
もはや、これが我が家の冬の恒例行事になっています。
共通テストが終わって、出願先が決まる頃には、実際に泊まるホテルが絞り込めるので、
それ以外の宿はキャンセル。
私が利用している楽天トラベルでは、2日前までキャンセル料がかからない宿が多いので、十分間に合います。たま~に早割の部屋は無料キャンセル期間が10日前とかになっているので、キャンセルの要綱は必ずチェックしてくださいね。
「まだ決まってないのに宿だけ押さえるなんて…」と最初は思っていたけれど、
今では「これも親の大事な仕事」と割り切って、せっせと予約ボタンを押しています。
なぜ今、宿を予約するのか?
なぜ、今、宿を予約するかというと——
共通テストが終わった瞬間から、全国の受験生とその家族が一斉に動き出すからです。
特に地方から都市部の大学を受験する場合、試験会場の近くに泊まれるかどうかは、当日のコンディションに直結します。
でも、出願が確定してから宿を探しても、すでに満室…ということが本当に多いんです。
だからこそ、「可能性があるなら、今のうちに仮押さえ」が鉄則。
キャンセル無料の期間を確認しておけば、あとから整理しても大丈夫。
うちでは、共通テスト前に3〜4校分の宿を押さえておいて、出願が決まったら不要な宿をキャンセルしています。
宿を選ぶときに意識しているのは、「できるだけ行きやすく」「できるだけリーズナブルに」ということ。
駅から近い、試験会場までのアクセスがシンプル、朝食付きでこの価格ならOK…など、
条件を絞って検索すると、意外と良い宿が見つかることもあります。
もちろん、無駄になる予約もあります。
でも、それでいいんです。
「泊まる場所が確保できている」というだけで、親も子も、心の余裕がまったく違います。
わが家の宿予約スケジュール
わが家では、毎年こんな流れで宿を予約しています。
“今じゃないと取れない宿”と、“あとで整理できる余白”を両立させるのがコツです。
12月:
可能性のある大学をリストアップ。
それぞれの最寄り駅やバス停、試験会場までのアクセスもあわせてチェック。
1月上旬:
仮押さえスタート。
楽天トラベルやじゃらんなどで、キャンセル無料期間を確認しながら予約。
「とりあえず押さえておく」が基本スタンス。
共通テスト後(1月中旬〜下旬):
出願先が決まったら、不要な宿をキャンセル。
この時点で、実際に泊まる可能性のある宿だけを残します。
2月:
本命・滑り止めの受験に向けて、宿泊日や人数を最終確定。
交通手段(新幹線・飛行機など)もこのタイミングで手配します。
このスケジュールで動いておくと、直前に慌てることが少なくなって、親子ともに気持ちが落ち着きます。
「宿が決まってる」というだけで、受験の不安がひとつ減るんですよね。
宿選びのポイント
宿を選ぶとき、私が特に気をつけているのは次のポイントです:
会場までのアクセス
→ 徒歩圏内が理想。バスや電車を使う場合は、乗り換えの少なさや本数もチェック。
朝食の有無
→ あればうれしいけれど、出発時間によっては食べられないことも。
なので「ついてたらラッキー」くらいの気持ちで見ています。
禁煙ルームかどうか
→ 受験生の体調を考えて、ここは必須条件にしています。
静かな部屋かどうか
→ できればエレベーターや自販機から離れた部屋を希望。
夜食サービスや加湿器の貸し出しがあると、なお安心です。
中でも一番大事にしているのは、宿から志望校までのアクセスのしやすさ。
前日に下見には行くものの、初めての土地では道に迷うこともあります。
だからこそ、「迷わず行けるかどうか」を最優先にしています。
おわりに:親の段取り力が、子どもの安心につながる
試験が近づいてくると、子どももだんだん神経質になりがちです。
そんなとき、「宿はもう取ってあるよ」「当日はここから行けば大丈夫だよ」と伝えられるだけで、
少しでも安心してもらえる気がしています。
親ができることは、ほんのわずか。
ごはんを作ること。お金のことを整えること。
宿の手配や学費の準備など、“環境を整える”ことが、今の私の役割だと思っています。
受験は、本人が乗り越えるもの。
でも、その道のりを少しでも穏やかにするために、親ができることはたくさんある。
そんな気持ちで、今年も静かに応援しています。

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