ちょっと前に「老後資金は2000万円必要」という言葉が物議を醸していましたが、我が家も他人事とは思えないなぁ~と思っています。
公的年金プラス2000万円で、果たして老後の生活が「賄えるのか」「賄えないのか」。
現在の生活費もそれぞれ違うだろうし、あと何年生きられるのか「寿命」も違うだろうしね。きっちり2000万円というキリのいい数字で言い切れるのかは疑問です。
でも、足りないよりは余るほうがいいよねぇ。
だから今からでも貯金しようと思います。あれこれ心配して何もしないよりは動いたほうがいいよね。
ただ、気になる話題がネットニュースで挙がっていました。それは『50代の日本人の6世帯に1世帯は貯蓄ゼロ。』という話。
わが家は貯蓄ゼロではないけれど、同世代の50代は貯蓄ができない「お金を貯めにくい環境にある」んだそうです。
50代がお金を貯めにくくなった5つの理由
春に50歳の誕生日を迎え、50代に突入した私。急に老後の生活の不安が大きくなってきました。
「老後破綻」や「下流老人」などの言葉が世の中に蔓延していることもあるけれど、全体的に私たちの世代はお金が貯まらない。
それには5つの理由があるみたい。わが家にも当てはまるか、検証してみます。
手取り収入の減少
額面収入は上がっても、税金や社会保険料が毎年増えているため、全体的に手取り額が減っている家庭が多いそう。
わが家の収入を見てみると↓こんな感じ

途中3年間単身赴任をしているので、単身赴任手当をもらった分、収入が増えたように見えますが、総収入、手取りともに右下がりです。
悲しいのは、結婚した年(1999年)よりも収入が下がっていること。なかなか厳しいです。
長引く超低金利により利息が期待できない
今は銀行の利率が低く、定期預金に預けてもたいして増えない。
以前は、子どもの学費にとせっせと積立をしていたけど、最近は面倒くさくなって普通預金に入れっぱなしになったりしています。
大学卒業して働いていた頃に簡易保険に入ってて、満期のときに利息が相当ついていたことを覚えています。日々の積立がきつくても、あの頃は金利が高かったから、頑張ろうと思えたんだけどねぇ。
教育費の高騰
教育費の高騰は、家計に大きな影響を与えています。
お金がかかるのは子どもが高校、大学に入ってからと思っていたら、塾代や習い事など小さい頃からお金がかかること!
「お金がかかるから行かせない」という選択肢もあるけど、子どもの可能性を考えるともったいないと思っていても払ってしまうのが親なのよねぇ。
わが家も余裕がなかったけど、子どもが生まれてから毎月子どもに5000円ずつ積み立てていたのが役に立っています。
高校受験のときの長男、次男の塾代は教育積立から捻出しましたもん。毎月家計から出していたら、大変でした。
住宅ローンの長期化
わが家も3年前に中古のマンションを購入しました。夫の給料が減って賃貸マンションの家賃が苦しくなってきたころです。住宅ローンと管理費を払っても家賃よりは安く抑えられるようになりましたが、支払は77歳まで続きます。
最初は定年になったら退職金で一括返済しようかと考えていました。
でも退職後の生活を考えると、残ったお金で生活するのが苦しそう。
退職金で返済するのがいいのか、最後まで月々ローンを払っていったほうがいいのか迷います。
わが家だけでなく、住宅ローンの問題を抱えている家庭はたくさんあるようです。
バブル世代の金銭感覚
そうなんです。私たちはバブル世代。景気がいいときの暮らしを知っています。
特に男性は、独身時代にショッピングや旅行などお金を消費する生活が身についているみたい。
夫と結婚して驚いたのは、節約する気持ちがまったくないこと。子どもができるまでは年に数回海外旅行に行っていましたし、宵越しのお金は持たない江戸っ子のような生活をしていました。
「こりゃ、ウチは破綻するわ」と危機感をいだきました。
子どもが生まれて旅行に行かなくなると、今度は買い物にハマっています。それもやたらとブランド品が多いのです。
毎月クレジットカードの請求書が届くとドキドキします。銀行口座に入金するために、家のあちこちからお金を集めて回ったりしています。
おかげで私は大きいお金を使うことに罪悪感を感じるようになりました。子どもとか夫にはお金を渡すのですが、自分の買い物はずっと我慢です。
老後破綻は他人事ではない。今から見直しが必要
昨年から仕事に出るようになり、少しだけ自分に使えるお金ができました。それでも家計が赤字になったら、自分の給料をそちらに突っ込んでしまいます。
本当は夫の給料でやりくりしないといけないですよね。
今は家計簿をつけるようにしています。毎月どんな目的でお金を使っているのか、お金の流れがわかるようにデータをとって分析をするつもり。
きちんとお金の流れがわかれば夫にお願いもしやすくなると思います。老後破綻にならないように、今から準備。